L’atelier Exquis ラトリエ・エクスキ

(英文の後に日本語記事が続きます)
WHAT?
Akemie Shiroyama is a bag designer and owner of “exquis” boutique and her workshop where she design and make her bags, communicate with her customers, and she practice cello. Her bag creation is tailor made, one and only for each customer.
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WHY?
When she was working for apparel brand as a designer, she had a difficulty to find a perfect bag for her work. This is how she started designing  her own bag. Thanks to her husband who were working for a bag maker, she had a connection with bag artisan. She designed and asked the artisan to produce for her, then she started to create collection lines for 7 seasons. However her interests shifted to more personal level – she decided to move onto order made that she could offer a really personalised service for each client.
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WHAT’S YOUR STYLE?
Not having a strong style is her style. She is flexible, open minded, and she does not force her ideas to her clients. Rather she try to find a style and inner self of client, then she create a special gift to her client.
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WHAT’S NEXT?
She does not make a target to achieve, but she is always ready for new challenge.
WHERE?
On a small alley in Higashi Kanda.
1-13-17 Higashi Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo
Open 12:00 – 19:00  Close on Wednesday
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10年ほど前からコンテンポラリーアートのギャラリーの街としても知られるようになった裏千代田と言われる地にバッグデザイナー、シロヤマアケミさんのアトリエ兼工房L’atelier Exquis ラトリエ・エクスキがある。もともとガレージだったという場所に手を入れ、シロヤマさんのものづくりの場所へと生まれ変わった。
エクスキが生まれたのは、東日本大震災があった直後の2011年6月。激動の年だったが、この場所を作ったことが大きな心の支えになったという。
もともとはアパレルのデザイナーだったというシロヤマさん。スポーツメーカーに勤務している時、膨大なA4資料を持って東京大阪を往復する日々を送っていた頃、使い勝手に満足できるバッグが見つからなかったことが、彼女のバッグ作りの原点になった。
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ご主人がかばん関係の仕事をしていてかばん職人さんが身近にいたことから、自ら自分の理想のかばんをデザインし、サンプルを作ってもらった。それからバッグデザイナーとしての活動が始まり、展示会やウェブサイトを通じての販売を開始。初めはデザインだけを行っていたものの、繁忙期は人手が足らず製作を手伝いようになり、だんだんと自分で製作する領域が増えていった。もともとアパレルのデザイナー、そして母の影響で高校生ぐらいから服を縫えたというシロヤマさん。結局は自分で作った方が早い。便宜上そのような製作スタイルへシフトしていった。7シーズンにわたる展示会と卸売販売を行い、2011年に満を持して自分のアトリエ・工房を東神田にオープン。もともとこの地でギャラリー巡りをするのが好きだったという。
「煮詰まった時にこの街を散歩してギャラリー巡りをしていたんです。どうせだったら好きな街に自分のアトリエを作りたいと思って」
「大家さんに伝えたコンセプトは、秘密基地のような場所で、誰にとっても秘密基地になり得るんだけど、誰にとってもオープンで開かれた場所」
この街の人々は下町気質だけど、商人気質。お金を使ってサポートしよう、というマインドがある、という。そんなあたたかい土地で5年間。毎日かばん作りに取り組んできた。
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なぜオーダーメイドのバッグを?
クライアントの要望に合わせて作るフル・オーダーメイドのバッグ。
時間と手間ひまがかかっているのに、2万円台からとリーズナブルな価格で提供しているので、正直利益率は低い、と笑う。バッグは毎日使えるとてもパーソナルなもの。この世にひとつだけの特別なバッグを作る工程は、その人の内面を探っていくカウンセリングにも似ているという。彼女にとって「ものづくりは自分の信念」である。
スタイルは?
自分には特に目立った個性はないと思っている。
もちろん、色や素材の組み合わせなど、独特のテイストは持っているが、ものすごく強い個性を主張しない。だからお客さまを限定せずに受け入れることができる。
時間をかけて話を聞き、その人に似合うもの、好きなスタイルを一緒に水の中からすくいあげるイメージで仕事をしている。
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今後取り組みたいことは?
目標を定めて走るのではなく、自然体。
ただし、新しい挑戦を受け入れる準備は常にある。
インタビュー後記
私が訪ねた日もお客様と商談をされていたシロヤマさん。
まるでカウンセリングをするように、一人一人に向き合う。そんな真摯な姿勢が人を惹きつけるのでしょう。
自然体でほんわかした雰囲気を持ちつつ、ハイヒールの高さに合わせて作業台を作ってもらった、という女を感じさせる一面も。そして、趣味はチェロ。いろいろな顔を持つ魅力的な女性です。すっかり話が弾み、次回のお約束(ワイン片手に?)までさせていただきました。
ショップ情報
L’atelier Exquis ラトリエ・エクスキ
〒101-0031 東京都千代田区東神田1-13-17
050 37 21 42 55  / 080 50 34 39 84
営業時間:12:00 – 19:00 休業日:水曜